ん、誰か呼んだ?


by zo-shigaya

小沢一郎 迷走  11月5日

 滅多に書かない時事ネタをアップしたら、たちまち大変動が起きてしまった。「大連立」(福田総理は「新体制」と言う)を持ちかけられた民主党の小沢党首が辞意を表明した。4日午後4時半ごろの記者会見をたまたまテレビのリアルタイムで見た。安全保障政策で福田総理が従来までの自民党の方針を大転換して「国連中心主義」にすること、「新テロ特措法」の成立にはこだわらないことを約束したので、国民生活関連法案の「政策協議」に応じることにしたい、という考えを役員会に説明したが賛同を得られなかったので、党首を辞任したい、というものだ。あえて今、民主党が政権の一翼を担い、参院選で国民に約束した政策を実現できれば、政権運営の実績を示すことができ、民主党への国民の信頼が増し、民主党政権実現への早道になると考えた、と述べた。
 ふう〜ん、なるほど、と思う気持もあるが、これってどこかで聞いたセリフだなあ。そうだ、細川政権が潰れた後で、自民党が旧・社会党を引っ張りこもうとした時、連立を受諾した社会党の側の理屈ではなかったか。
 あの時は自民党が社会党にすり寄ったもので、決して自民党の軍門に下ったのではない、社会党としては、それまでの万年野党、なんでも反対の無策政党、という汚名をばん回し、政権運営の能力と実績を国民に示して、悲願の社会主義政権への道を拓くべく千載一遇のチャンスに乗ったのだ。で、その結果は自民党に丸呑みにされて哀れな最期を遂げてしまった。
 自民党と連立を組んで生きながらえているのは公明党だけで後はすべて綺麗に消化されている。
 そのことをまさか小沢一郎たるものが、忘れるわけがない。仮に彼が首班の連立であっても、恐らく民主党も解党されてしまうことは確実だ。旧・社会党は村山富市を総理にしたのにもかかわらず消えてしまったのだから。
 それにもかかわらず、福田康夫とこうまで話があってしまう、というのは何なのだろう?
 外交政策で一致した、という事だけではなく、小沢一郎にとっては、福田康夫という人間はなんの抵抗感も違和感も感じさせない人なのだろう。そりゃそうだ、安部普三とでは世代間ギャップがありすぎる。麻生太郎とでは喧嘩になる。その点、福田康夫という72歳の宰相は、悪くない、と思ったのかな。
 ちょうど社会党が、相手の自民党の総裁は良識派の河野洋平だし、あんまり悪い事にはなるめえ、と思ったように、ね。
 「自民党崩壊」のところで、最高指揮官が勝手に敵将と会談されたら前線の兵隊はどうなるのだ、と書いたが、小沢一郎の行動も同じこと。連日、次の衆議院選挙に向けて、党首の「政権交代」の大号令のもと、孜々として活動している全国の民主党員の活動をどう考えているのか。大連立の場合、昔の中選挙区ではなく、小選挙区制度の下で、自民と民主の議席をどう調整していくつもりなのか。
 たまったもんじゃない。
こうなれば、民主党としては、ただ一人の人にすがるしかなかろう。
それは、江田五月だ。
彼を参議院議長から党首に転身させて起死回生を図ることが、最善の策だ、というのは団塊世代の世迷言かね。
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by zo-shigaya | 2007-11-05 18:52 | 近時片々