ん、誰か呼んだ?


by zo-shigaya

自民党総裁選〜節約だけでいいのか

 自民党が総裁選挙をしている。毎年やっているのでお馴染になった。9月22日の日経新聞の記事を見ると「自民総裁選 節約モード」という見出しで「なるべくカネをかけない方針」で選挙をしているという。各候補者の政策パンフなども党員に送付することもやめて、地方遊説も去年の17ヶ所から12ヶ所に減らしたそうだ。
 野党になったのだから節約は当然だろうし、それ以上に、衆議院選挙での空前の大敗を党員や支持者に詫びる、という意味もあるのだから、禊(みそぎ)選挙、懺悔行脚というべきものだ。
 これまでの長期政権による奢りの反省や組織運営の抜本的な批判など、立ち入った内輪の事情、責任問題も、問われねばならない。
 すべてを明らかにして再建の方向を全国の自民党支持者の方々へ提案する義務があるだろう。
 そこから考えれば、現在のような選挙運動は不十分極まるものである。
 街頭で一般の聴衆に演説して、なにほどの再建効果があるというのか。そこで聞いている聴衆のほとんどは、自民党総裁選挙の投票権など持っていないのだ。選挙権を持つのは、誰か。国会議員のほか、各県連の役員や地方議員たちである。数にして微々たる人々である。
 不特定多数の聴衆への街頭演説会などをやるよりも、ブロックごとに投票権者たちを集めて、そこで候補者は一日かけて所信を述べ意見を聞き、討論をすべきなのである。そうすれば、これまでの、党大会や県連幹事長会議などでは聞けなかった地方の本当の意見が表に出て、自分たちの敗因がなんであるか、を骨身に染みて理解することが出来るはずだ。
 「小泉改革が是か非か」、あるいは「大きな政府か小さな政府か」、などというマスコミが誂(あつら)えた議論の枠に収まることなく、なぜ自民党がここまで嫌われたか、という実態を、今こそ、肌身に滲みて感じとることが大事なのだ。
 そのような集会を開いて、率直に議論をし、真摯に意見を交換すれば、ただちに判ることがあるはずだ。
 つまり、かって自民党を支えてきた、良識と節度を保った日本社会の大人たちが影を潜め、声と態度の大きい、政治を自分の利権に奉仕させようという人々がそこに群がっている、とう事実にである。
 自分たちは、このような人々の為に政治をしてきたのか、という深い慚愧の念にかられる事なくして、自民党の再生などない。
 これからも、一部の人々の利益の先兵として党を運営するのか、それとも、本来の保守保全の党として日本国の為に働くのか、この事に思いをはせ、深く反省することなくして、総裁選は茶番であり、自民党再建は夢のまた夢だ。




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by zo-shigaya | 2009-09-22 14:03