ん、誰か呼んだ?


by zo-shigaya

食べ残し大国   09年1月17日

 日本の食糧自給率は40%しかない、とさかんに言われるが、一方では捨てられてゴミになる沢山の食糧がある。それがどのくらいあるものか、数字がTKCが全国の税理士事務所の通信として配付しているものに掲載されている。そこから引用させてもらう。
 (なお、要旨のみを摘んで引用します。)

「食べ残し大国」日本   TKC発行「事務所通信」08年10月号掲載

 全国のごみ総排出量は年間5,200万トンで、東京ドーム140杯分、一人一日当りのゴミの量は1kgを超える。これを処理するのにかかる費用は、日本全体で年間約1兆8,600億円。一人当たり約1万4,600円の税金が使われている。

 平成18年度の統計で、ごみの総排出量の約64%が家庭のごみ(生活系ごみ)で3,316万トン。事業系ごみは1,581万トン。

 その生活系ごみの約3分の1が食べ残しなどの生ゴミといわれる。

日本は、年間5,800万トンの食糧を輸入している一方で、約2,000万トンの食糧を捨てている。
(原文で2,000万トンとなっているが、3,316万トンの3分の1なら約1,100万トンではないか、と思うが、これには、事業系ごみの中の生ゴミを計上しているのかもしれない。不明なのでそのまま引用する)

 食べ残しや手付かずのまま捨てられたものの価値は、年間約11兆円にのぼるという。

 国民一人に供給される一日の食事の総カロリーと、実際に食べた分の差(ムダになったカロリー)は、昭和40年 256Kcal  に対し、平成18年 659Kcal となる。
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 一時期よりは差が縮まっている(これまでのピークは平成7年の668Kcal )ものの、毎日ほぼ1食分のカロリーが捨てられている計算になる。
 <引用終わり>

 この数字を見ると、うわあ、「もったいない」なあ、と思う。家庭における食材のムダは、それこそ「もったいない」運動で工夫・節約しなければならない。
 ゴミの処理も、新聞などでは、肥料に返していく運動なども取り組まれているのだが、それでも膨大な量となって、自治体の財政を圧迫している。

 このムダを防ぐための提案も挙げられているが、そのなかで「賞味期限・消費期限にとらわれすぎない。(食中毒防止のために余裕をもって設定されている)色や臭い、形、感触、味などで判断してみる。」
とある。 

 ただ、これらの表示を義務付けている現行の「食品衛生法」の抜け穴、不備については、ここ2,3年、さまざまに指摘されて、昨年の1月には総理大臣が消費者庁を設置して整備する、と言明したが、その方はあえなく9月には退任。その後どうなっているものやら。
 いかに現行の「食品衛生法」が消費者の立場に立っていないか、という問題点の指摘は、また日を改めて。
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by zo-shigaya | 2009-01-17 10:42